2026年3月31日
有名レストランの本格フレンチや老舗料亭の和食を、オフィスやイベント会場でそのまま味わえるのがケータリングの魅力です。
設営から後片付けまで専門スタッフに任せられるため、幹事の負担を抑えながら質の高いパーティーを開催できます。
とはいえ、初めてケータリングの発注を担当する方にとっては、業者選びや予算の組み方で迷う場面も多いのではないでしょうか。
本記事では、デリバリーとの違いや失敗しない選定の5つのポイント、便利な比較サイトの活用法まで、発注に必要な知識をまとめて紹介します。
ケータリングとは?デリバリーとの違いをわかりやすく解説

ケータリングとデリバリーは、どちらも指定した場所へ料理を届けてもらえるサービスです。
ただし、サービスの範囲には大きな違いがあります。
デリバリーが料理の配達に特化しているのに対し、ケータリングは会場の設営や配膳、後片付けまで専門スタッフが対応する点が特徴です。
ただの食事の手配にとどまらず、パーティー運営そのものを任せられるサービスともいえるでしょう。
会場の設営から後片付けまで任せられるケータリングサービス
ケータリングサービスでは、調理スタッフやサービススタッフが会場に出向き、料理の提供から後片付けまで対応します。
具体的には、テーブルセッティングや会場装飾といった事前準備に始まり、イベント中はドリンクの提供や料理の補充、使用済み食器の回収まで業者側が担当します。
また、料理を最適な温度で提供するための準備も含まれるため、温かい料理は温かいまま、冷たい料理は冷たいままゲストへ届けることが可能です。
主催者や幹事は当日の配膳・片付け作業から手が離れるので、ゲストとの歓談やプログラム進行に集中できるでしょう。
指定の場所へ料理を届けるオードブルデリバリー
オードブルデリバリーは、指定した場所へ料理を届けることに特化したサービスです。
見栄えよく盛り付けられた大皿や、取り分けやすい箱詰めの状態で届くのが一般的です。
デリバリーには配膳スタッフの派遣や食後の片付けは基本的に含まれず、会場セッティングやゴミの処理は主催者側で対応します。
その分、スタッフ人件費がかからないためケータリングよりリーズナブルに利用可能です。
社内の10名程度のランチ会や、気心の知れたメンバーでのカジュアルなパーティーに向いています。
【比較表】ケータリングとデリバリーのサービス・料金の違い一覧
ケータリングとデリバリーのサービス範囲や料金体系の違いを、以下の表にまとめました。
| 比較項目 | ケータリング | デリバリー |
| 料金構成 | 料理代+スタッフ人件費+備品レンタル費 | 料理代金が中心 |
| 一人あたり単価 | 3,000〜8,000円程度 | 1,000〜3,000円程度 |
| 最低注文金額 | 3万〜5万円が目安 | 1万円前後から対応 |
| スタッフ派遣 | あり(配膳・ドリンク提供・片付け) | なし |
| 設営・撤収 | 業者が全対応 | 発注者側で対応 |
| 備品レンタル | テーブル・椅子・食器など対応 | 使い捨て容器が中心 |
ケータリングはスタッフ人件費や食器やグラスなどの備品レンタル費が含まれるため、一人あたりの単価は高めですが、料理の準備から撤収まですべて任せられます。
デリバリーは料理代金が中心で手軽に利用できる一方、当日の配膳やゴミの処理は発注者側の作業になります。
どちらを選ぶかは、イベントの目的・参加人数・予算・当日の運営に割ける人手などを軸に判断するとよいでしょう。
ケータリング発注で失敗しないための5つの選び方

ケータリング発注の満足度は、料理の味だけでは決まりません。
提供スタイルやスタッフの対応力、備品の充実度など、サービス全体の質がイベントの仕上がりに影響します。
そのため、パーティーの目的や参加者に合わせて、料理ジャンル・予算・サービス範囲を総合的に検討することが大切です。
ここからは、業者選びで押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
①利用シーンや目的を明確にする(社内懇親会、記念パーティーなど)
はじめに決めておきたいのが、イベントの目的と雰囲気です。
社員同士の交流を目的としたカジュアルな懇親会であれば、立食形式で手軽につまめる料理を中心に構成するのが一般的です。
一方、取引先を招いた記念パーティーや法人主催イベントでは、着席スタイルのコース料理で見た目にも華やかなメニューを用意し、おもてなしの姿勢を示すケースが多いでしょう。
歓送迎会、周年記念式典、新商品発表会など、イベントの趣旨によって最適な料理スタイルやサービスレベルは異なります。
②参加人数と一人あたりの予算の上限を決める
次に決めておきたいのが、参加人数と一人あたりの予算です。
ケータリング業者によって対応人数が異なり、10名・20名の少人数から数百名規模まで幅があります。
メニューもカジュアルな立食プランで一人あたり3,000〜5,000円程度、コース仕立てのフォーマルプランで8,000円以上と、ケータリング会社によってプランや単価設定が異なるため、あらかじめ内容や料金設定を確認するのがおすすめです。
また、多くの業者では最低注文金額が設定されています。
少人数での発注は一人あたり単価が割高になるケースもあるため、総額と一人あたりの上限をあらかじめ明確にしておくと、候補を絞りやすくなるでしょう。
③ゲストの好みに合わせて料理のジャンルやメニューを選ぶ
参加者の年齢層や好みを考慮して、料理ジャンルやメニューを選びましょう。
役員クラスや年配のゲストが多い席では、季節の食材を活かした和食や懐石料理が好まれる傾向です。
また、若手社員中心のカジュアルな懇親会であれば、ボリュームのあるイタリアンやエスニック、多国籍料理が喜ばれるでしょう。
最近は、寿司職人がその場で握る屋台形式や目の前で仕上げるライブクッキング、変わり種のラーメンブースなど体験型メニューの人気も高まっています。
メイン料理からデザートまでバランスの取れた構成にすると、ゲスト全体の満足度が上がりやすくなります。
④飲み放題プランの有無などドリンクの提供方法を確認する
料理と合わせて、ドリンクの提供方法も確認しておきましょう。
まず決めておきたいのは、アルコールを提供するかどうかです。
飲み放題プランを用意している業者では、ビール・ワイン・ソフトドリンクのセットを時間制(90分・120分など)で提供するのが一般的です。
プランに含まれるドリンクの種類や提供時間、料金体系は業者ごとに異なるため、事前の確認が欠かせません。
業者によっては、生ビールサーバーの設置やプロのバーテンダーによるカクテル提供に対応しているケースもあります。
ドリンクをケータリング業者にまとめて依頼するか、自前で調達するかによって全体の費用や当日の手間が大きく変わるため、慎重に検討しましょう。
⑤スタッフ派遣や備品レンタルといったサービスの対応範囲を確かめる
料理やドリンク以外の付帯サービスも、あらかじめ確認しておきましょう。
ケータリング業者のなかには、配膳・後片付けを担当するスタッフの派遣や、テーブル・椅子・食器・テーブルクロスといった備品のレンタルに対応しているところがあります。
また、業者によっては、マイクやプロジェクターなど音響・映像機材の貸し出しまで引き受けてくれるケースもあります。
発注前に、当日必要なものをリストアップし、ケータリング業者に依頼する範囲と自前で用意する範囲を整理しておくと、当日の運営がスムーズに進みます。
【目的別】条件に合うプランが見つかるケータリング発注サイト

ケータリング業者を探す際は、オンラインの比較・予約サイトが便利です。
エリア・予算・料理ジャンル・利用シーンなどの条件で絞り込み検索ができ、複数の業者を一覧で比較できます。
口コミやランキング機能が充実しているサイトも多く、初めて幹事を担当する方でも発注先を選びやすいでしょう。
幅広いジャンルと価格帯から探せる総合比較サイト
初めてケータリングを利用する方や、複数の選択肢を比較したい場合は総合比較サイトが適しています。
「シェフコレ」は、ケータリングとオードブルを事例・口コミ・ランキングから探せる総合サイトで、日付・予算・シーンを選ぶだけで希望に合うプランが表示され、見積もりから注文までサイト上で完結します。
一部の店舗では事前に試食もでき、味や盛り付けを確認したうえで発注先を決められます。
少人数のホームパーティーから大規模なレセプションまで幅広く対応しています。
特別な日に利用したい有名店・高級店専門サイト
周年記念式典や役員向けパーティーなど、格式が求められるシーンでは高級店に特化した専門サイトがおすすめです。
「ケータリングセレクション」は「高級ケータリング専門」を掲げており、掲載プランはすべて運営担当者が味・見た目・ボリュームを審査したうえで公開されています。
221店舗・1,271プラン以上のラインナップがあり、専任コンシェルジュが要望に応じたプランのカスタマイズにも対応しています。
料理の質だけでなく、盛り付けや空間演出まで含めたおもてなしを手配したい場面で活用しやすいサイトです。
大規模な法人イベントの実績が豊富な専門サイト
数百人規模の社員総会やカンファレンスでは、大人数対応の実績がある専門サイトを利用すると安心です。
「ごちクル」は約1,400店舗・19,000商品以上を掲載する国内最大級のフードデリバリーサービスで、東京を中心に北海道から九州まで全国の主要エリアに対応しています。
法人向けの「ごちクルBusiness」では部署ごとの注文を一括管理でき、請求書払いにも対応しています。
「ごちクルBusinessコンシェルジュ」を利用すれば、専任担当者が商品の選定から発注までを代行してくれるため、手配にかける時間を減らしたい幹事担当者に向いています。
幹事必見!ケータリング依頼からパーティー当日までの流れ

初めての幹事でも、全体の流れを把握しておけば円滑に手配を進められます。
ケータリング発注では変更期限や最低注文金額など、事前に確認すべき条件が多いため、段取りよく進めることが大切です。
問い合わせから当日の運営まで、4つのステップに分けて解説します。
【STEP1】開催概要を固めて複数業者へ問い合わせ・相談する
最初に決めておきたいのは、開催日時・会場・参加人数・予算・イベントの目的の5つです。
概要が固まったら、候補となる業者を3〜5社リストアップし、公式サイトの問い合わせフォーム・メール・電話のいずれかで概算見積もりを依頼します。
食物アレルギーへの対応可否や、テーブル・椅子など備品レンタルの要否は、問い合わせの段階で伝えておくと後の調整がスムーズです。
懇親会会場の選び方について知りたい方は「懇親会会場の選び方|幹事が失敗しないための比較ポイント」をご覧ください。
【STEP2】見積もり内容を比較検討し、依頼先を決定・発注する
料金の安さだけで判断せず、サービス内容を細かく比較するのがおすすめです。
メニューの品数・一人あたりのボリューム・ドリンクの種類・配膳スタッフの人数・備品の有無など、項目ごとに各社の提案を並べて検討します。
コストとサービスのバランスを見極めたうえで、条件に合う業者を選びましょう。
不明点や追加費用の有無は、正式発注の前にすべて確認しておくと安心です。
【STEP3】開催1週間前を目安に最終的な人数や内容を調整する
参加人数の最終確定は、開催1週間前を目安に業者へ連絡しましょう。
多くの業者が設定する変更受付期限は開催1週間前〜3日前が一般的で、この期限を過ぎてからキャンセルしたり、人数を減らしたりすると、キャンセル料が発生するケースがあります。
料理内容の微調整やアレルギー対応者リストの最終確認も、このタイミングであわせて済ませておきましょう。
社内での出欠確認は早めに締め切っておくと、直前の変更を最小限に抑えられます。
【STEP4】当日の搬入・テーブルセッティングから撤収までお任せ
イベント当日は、業者のスタッフが指定時間に会場へ到着し、搬入・テーブルセッティング・料理の盛り付け・装飾まで、開宴前の準備を一括で対応します。
イベント中も料理の補充やドリンクのサーブ、使用済み食器の回収を任せられるため、幹事が運営に追われる心配がありません。
終了後はゴミ回収・機材撤収まで対応してもらえるので、幹事はゲストのお見送りや挨拶に集中できます。
なお、ヒカリエホールのようにケータリングの手配を会場側で一括して承る施設であれば、搬入動線の確認や会場スタッフとの連携もスムーズで、当日の進行がより楽になります。
まとめ

ケータリング発注を成功させるには、イベントの目的を明確にし、参加者の年齢層や好みを考慮したうえで、条件に合った業者を選ぶことが大切です。
対応エリアは東京都心部にとどまらず、大阪・名古屋・福岡など全国の主要都市に広がっているため、地方開催のイベントでも利用しやすくなっています。
比較サイトを活用すれば、料理の質・配膳スタッフの対応力・備品レンタルの充実度を総合的に比較でき、限られた準備期間でも効率よく業者を絞り込めるでしょう。
渋谷駅直結の渋谷ヒカリエには、大小多彩なイベントに対応できる「ヒカリエホール」があり、ケータリングを伴うパーティーやレセプションの会場としても豊富な実績があります。
ヒカリエホールではケータリングの手配も会場側で承っており、プランのご提案から各種調整、当日の搬入・配膳まで一括でお任せいただけます。
幹事の負担を減らしたい方は、「ヒカリエホールのケータリング・パーティープラン」もあわせてご覧ください。


